実績40年以上の美容家、岩永恵琴(いわながけいこ)氏の美容コラム。尾池博士とのコラボレーションが美容の新境地を開きます。
美容家として培った理論と技術を後進へ伝える人材育成にも取組んでいます。
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KEIKO愛弟子の課題作品をご紹介しております。
1-67.経皮毒
以下は、各家庭で使用されている日用品です。
私たちの身の回りは、科学物質を使った日用品で溢れています。
化学物質を使用して
実際に毒素が体内に入る経路は3つです。
①経口吸収・・口から入る
②経鼻吸収・・鼻から入る
③経皮吸収・・皮膚から入る
体には①と②を外部に吐き出すシステム(嘔吐、下痢、くしゃみ、咳など)
がありますが、
③の経皮毒は外部に排泄されることが難しく、血液や脂肪の中に蓄積されてしまいます。
肌にはバリアがあって外部からの細菌や有害物質が体内に侵入してくるのを防ぐ働きがありますが、
経皮毒はそのバリアを破って体内に侵入してくる毒性物質です。
強力な残留性を持っていますので、肝臓や腎臓にとって多大な負担になりますし、細胞への影響も計り知れません。
例えば。毎日使うシャンプー
裏側の成分を見ますと、
難しい名前がズラリと並んでます。
これらシャンプーや化粧品に配合されている合成界面活性剤は、
皮膚バリアーを破壊し、細胞を傷つけボロボロにします。
ですから、日常的にそれらを使用して肌や髪が美しく健康になるということはありえないのです。
実際それらを使用し続けた髪は、
表面は合成ポリマーなどでコーティングされツルツルに見えますが、中はボロボロ状態です。
さらに、シャンプーの経皮毒は、頭皮から脳に直接侵入するといわれてます。
脳の60%は脂肪ですので、脂肪に溜まる といわれる経皮毒はとてつもなく危険です。
脳には脳関門という有害物質や細菌などを排除する関所があります。
ところが、ある種の経皮毒は安全な物質のフリをして脳に到達してしまうようなのです。
脳関門と同様、胎盤も他の物質を通さないといわれてますが、合成界面活性剤はそこもスルーしてしまうといわれています。
アトピー性皮膚炎が急増している理由として化学物質に警鐘をならす専門家も多い中、
先ずは何気に使っている日用品が
どのような成分で製造されているのか?について、少しだけ意識を向けて頂ければと思います。