実績40年以上の美容家、岩永恵琴(いわながけいこ)氏の美容コラム。尾池博士とのコラボレーションが美容の新境地を開きます。
美容家として培った理論と技術を後進へ伝える人材育成にも取組んでいます。
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KEIKO愛弟子の課題作品をご紹介しております。
1-88 .ビフィズス菌
効果的な育菌といえば、なんといってもビフィズス菌です。
今回は我らが味方、ビフィズス菌の増やし方をお伝えいたします。
ビフィズス菌に元気よく活動してもらうには、やはり食生活です。
海藻類、根菜・イモ・豆を含む野菜類、
とオリゴ糖を一緒に摂るというのがポイントです!
海藻類、根菜・イモ・豆を含む野菜類というのは、食物繊維の多い食品ですが、
これはビフィズス菌の活動促進というよりも、腸内環境を全体を整えることを目的とします。
ものばかりを摂る続けていると、
腸の粘膜が刺激されずに、排便が起こりにくくなります。
大腸壁を刺激して、蠕動運動を起こさせ、排便を正常に戻すためには、毎日20gほどの食物繊維質を摂ることが必要と言われています。
食物繊維で環境を整えたら、次は「エサ」です。
ビフィズス菌のエサは「オリゴ糖」。
オリゴ糖は胃酸にも負けず、小腸でも消化されることなく大腸に届き、
ビフィズス菌のエサになってくれます。
オリゴ糖は製品としても出回っていますが、食べ物にも入っています。
きな粉、バナナ、タマネギ、ゴボウなどが代表的で、それらは食物繊維も豊富に含んでいますので一石二鳥です。
また乳酸菌を含む食品を食べることも大切です。
乳酸菌は日本の伝統的な食品の
味噌、醤油、漬物(ぬか漬け、たくあん、浅漬けなど)にも多く含まれています。
また自然環境の乳酸菌群として、
キムチやザーサイ、ヨーグルトやチーズ、酒や酢なども挙げられます。
ただし、昨今、店頭に並んでいるもののなかには、短期間に大量に作られているものも多く、調味料にちょっと漬け込んだだけいうものもあり、
昔からの菌が棲む蔵の中で、じっくり手間暇かけて作られたものとは、かなり違う食品になってしまっています。
発酵食品の働きを期待して、手軽に変える安価なものだけを大量に食べても、あまり効果がないばかりか、塩分過多になってしまう場合もありますのでくれぐれも注意してください。
当然ながら身体によいものは、それなりの手間暇がかかるのであります。
じっくり時間のかけた食品、また風土に根差した食生活への見直し、、
これが腸内細菌の好環境を作る秘訣です。