実績40年以上の美容家、岩永恵琴(いわながけいこ)氏の美容コラム。尾池博士とのコラボレーションが美容の新境地を開きます。
美容家として培った理論と技術を後進へ伝える人材育成にも取組んでいます。
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KEIKO愛弟子の課題作品をご紹介しております。
1-124.善玉菌優位
さて、私たちが憧れる肌の綺麗な人は、どのようなお手入れをしているのでしょうか。
最新の美容機器を使う。
流行りの美容アイテムは全て網羅している。
いわゆる、美容オタクのような人の肌は、本当にキレイなのでしょうか?
肌のメカニズムを知れば、
綺麗な肌=
「肌に良い菌飼ってますか?」
です。
再三お伝えしてますが、
美しい肌は健全なる皮膚常在菌の上に成り立ちます。
それを無くして肌の美しさは語れません。
私たちの肌の調子を左右する皮膚常在菌の代表格、
善玉菌、悪玉菌、日和見菌は、
私たちの身体のコンディションに影響を受け、減ったり、増えたり、弱ったり、と、
日々サバイバルを繰り返しています。
しかし、その姿が見えないのをいいことに、、
私たちは好き勝手な生活を営んでいます。
私たちが規則正しい生活をして、心穏やかであれば、「善玉菌」は肌上で居心地よく元気に活動し、
「うる艶肌」をキープします。
逆に睡眠不足だったり、
ストレスを抱えていると、
「悪玉菌」が勢力を増し、
「善玉菌」は元気を失います。
「悪玉菌」が優勢になると、
「善玉菌」が24時間体制で守って来た畑(肌)は荒れ放題。
角質層を壊し、カサカサに乾燥させます。
「善玉菌」が優勢だった時の「うる艶肌」は、
一気に「くすんだ乾燥肌」に変わります。
すると大抵の人は、改善するための美容法をあれこれ試し始めます。
弱った善玉菌はこれにより更に深い傷を負うようになります。
一度弱った「善玉菌」の回復には相当な時間がかかります!
美肌を保ちたいのであれば、
高級美容成分の前に、
・睡眠不足
・ストレス
を回避する術を見つけることです。
要するに、「善玉菌」を弱らせ、
「悪玉菌」が優勢になるようなことを極力避ける、ということです。
・睡眠不足
・ストレス
・常在菌が好まない美容成分
・角質層を根こそぎ溶かすような美容法
これらは、「善玉菌」にとって
百害あって一利なし!です。
黄金の「肌酸性バリア」が、
ゼロになります!!
そして、「弱くもろい肌」と一生付き合う羽目になりかねません。
善玉菌の元気を保てば、美しい肌は保てます。
「綺麗な肌」=「善玉菌が居心地のいい肌」です。
キレイな肌を手に入れたいのであれば、これを絶対に忘れてはいけません。
百聞は一見にしかずです。
今日から「善玉菌優位」の肌作りを始めましょう。