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KEIKO ビューティーコラム1-126「アクネ菌」


実績40年以上の美容家、岩永恵琴(いわながけいこ)氏の美容コラム。尾池博士とのコラボレーションが美容の新境地を開きます。



美容家として培った理論と技術を後進へ伝える人材育成にも取組んでいます。

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KEIKO愛弟子の課題作品をご紹介しております。


1-126.アクネ菌

 

角質が変化し毛穴が塞がれてしまうと、皮脂分泌が上手くいかず
毛穴が詰まります。

すると、
毛穴の中ではアクネ菌が爆発的に増殖し、
リパーゼという酵素を撒き散らします。

リパーゼは皮脂を遊離脂肪酸という「刺激物質」に変えるので、

炎症をおこし=ニキビになります。

 

ニキビは脂性肌になるとできやすいことから、
つい過剰な洗顔に走り、
必要以上に皮脂を洗い流してしまいがち。

しかし、洗いすぎてキュッキュッしている肌は弱酸性バリアが壊れ無防備な状態で、
アルカリに傾き不安定になっています。

 

アルカリに傾いた肌は、
異物や菌が入ってきて毛穴が詰まり、
結果、悪玉菌が繁殖しやすくなりますので、さまざまな肌トラブルへと発展します。

アクネ対策として、市販の治療薬や洗顔料が沢山でています。

殺菌効果の高いものはアクネ菌を殺しますから、一時は改善したかのようにみえますが、
同時に美肌菌も殺してしまうので、
「肌の健全化」は保てなくなります。

いわゆる、
繰り返しニキビ
難治性ニキビ
の原因となってしまうのです。

 

あくまでも、目指すは「肌の健全化」であり、
対症療法は気休めにすぎません。

 

美肌菌にダメージを与えないアクネ対策として1番お勧めな方法は、、

お風呂や運動でしっかり汗をかき、美肌菌に皮脂を分解してもらい、天然の保湿成分により肌の弱酸性バリアを強化すること。

 

また、暑い時期は皮脂や汗の分泌が多く、肌上は不衛生になりがちです。

これは、悪玉菌を増やす温床にもなりかねませんから、
とにかく洗顔は大事です。

朝晩、肌に近い成分の洗顔料を使い、
肌刺激なく、汚れをしっかり落とす。

余分な汚れを落としつつ、美肌菌の餌となる皮脂を取りすぎない。

洗顔後は、美肌菌の餌となる水分と油分のみ、
不要なものは肌にのせない、に徹し、

肌の回復を待つ。

 

睡眠不足とストレスにも要注意!!

 

常在菌思いのアクネ対策、

肌改善に焦りは禁物です。

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