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KEIKO ビューティーコラム1-118「大切なお肌のために」


実績40年以上の美容家、岩永恵琴(いわながけいこ)氏の美容コラム。尾池博士とのコラボレーションが美容の新境地を開きます。



美容家として培った理論と技術を後進へ伝える人材育成にも取組んでいます。

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KEIKO愛弟子の課題作品をご紹介しております。


1-118. 大切なお肌のために

 

肌トラブルで来店するお客様の多くが、

スキンケアは、「ドラッグストア」か「ネット広告の化粧品」と記入します。

 

理由は、
・コスパ的に使い易い
・美容雑誌で有名だから
・ウェブ広告でよくみるから
・有名美容家が推奨しているから
・以前はブランド品を使用したが、変わらないので安いものにした。

 

成分や肌への影響は念頭になさそうです。

食べる物は気にするのに、毎日使う化粧品の成分には無頓着!

 

恐らく、それほど危険な成分が配合されているなどとは思ってもないようです。

 

 

一般の化粧品の多くには、
石油系合成界面活性剤が使われています。

 

シャンプーや洗顔料で説明すると、
石油系合成界面活性剤は洗浄力が強く、タンパク質まで分解してしまう性質があります。

 

肌や髪はたんぱく質でできていますので、石油系合成界面活性剤を含む化粧品を毎日使用することにより、肌のバリア機能を破壊し、同時に強い殺菌作用でお肌を守ってくれる皮膚常在菌を減少させてしまいます。

 

そして、
バリア機能が破壊されると、外部刺激からお肌を守ることができず、紫外線などのダメージを受けやすくなってしまい、シミや乾燥、シワの原因にもなります。

 

石油系合成界面活性剤が 配合されている化粧品は、
皮膚への浸透性が高く、美容成分が肌に浸透しやすくなる効果があるのですが、同時に石油系合成界面活性剤の有害な物質までも肌の中に取り込んでしまい、肌トラブルの原因となります。

 

シャンプー、クレンジング、洗顔料など汚れを落とす製品にはたっぷりと配合されています。

 

では、なぜそのような成分を使用するのでしょうか。

 

それは、洗浄力の強い石油系合成界面活性剤は、
少しの量でしっかり泡立ち、原価も安く大量生産できるので、
製造コストを極限まで抑えられるからです。

よって、ドラッグストアで安売りしても充分に利益を確保できるということです。

 

恐怖を煽るわけではありませんが、
実際、肌トラブルのお客様は、
クレンジングと洗顔を変えるだけで、トラブルが改善したりします。

 

生涯付き合う大切なお肌です。

メディアに惑わされないでください。

 

毎日使うスキンケアを選ぶポイントとしては、

とことん安全な成分を配合し、

自社の利益よりユーザーの安全性を第一に考える、

『誠実なメーカーの製品』
をご使用いただきたいと思います。

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