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KEIKO ビューティーコラム1-113「マスクと肌荒れ」


実績40年以上の美容家、岩永恵琴(いわながけいこ)氏の美容コラム。尾池博士とのコラボレーションが美容の新境地を開きます。



美容家として培った理論と技術を後進へ伝える人材育成にも取組んでいます。

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KEIKO愛弟子の課題作品をご紹介しております。


1-113.マスクと肌荒れ

 

こんなに長い期間マスクを着用するのは初めて、という方がほとんどではないでしょうか。
肌荒れが起きていてもマスクを外せない現状がありますから悩ましい限りです。

そもそも、マスクをするとなぜ肌トラブルが起こりやすくなるのでしょうか。

 

①刺激
マスクが肌に直接触れる部位は、摩擦による刺激から肌荒れやかぶれ(アレルギー性や刺激性接触性皮膚炎)を起こしやすくなります。
私たちの皮膚の表面は角質というものに覆われていて、外部の刺激から守ってくれています。

ところが毎日マスクの線維とこすれあうことで、その角質が少しずつ削られ、外部刺激から肌を守る「バリア機能」が低下してしまいます。

 

②蒸れ
マスクの内側は吐く息で蒸れて高温多湿になり、ニキビを引き起こすアクネ菌などの細菌や雑菌が繁殖しやすくなっています。

 

③乾燥
マスクをつけているあいだは吐く息がこもっているので、肌が潤っているように感じるかもしれません。
しかし、マスクを外すと一気に内側の水分が蒸発し、肌の水分まで同時に奪って逆に乾燥を引き起こします。

肌が乾燥するとバリア機能が正常に働かなくなり、皮膚トラブルを招いてしまいます。

弱った肌は過敏になっているため、更にマスク繊維の影響を受け易くなっている、という
負の連鎖が続いているのです。

また、洗って繰り返し使えるマスクの場合、繊維の間に残った洗剤の成分が刺激になってしまっているケースもありますので、そこも要注意です。

 

以上をみても、そのような日常が続くかぎり、肌荒れの方が増え続けるのも当然かも知れません。

マスク生活が続く中、自身の肌を守るために出来ること、、

その辺りは次回お話させていただきますね。

 

 

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