オランダ、レーワルデンにて開催された、水の国際会議「WaterCampus2016」に参加しました。
世界中から水の技術者が一堂に会し、成果と未来を共有する会議です。
日本からは唯一、FILTOMが参加しました。
午前中は最前線の技術者による講演があり、午後は各セッションに分かれての情報共有です。
FILTOMもPD膜分離による海水淡水化へ向けた取り組みを世界の技術者と共有しました。
各セッションでは、課題も課され、5名の初対面の技術者と議論を交わしました。
FILTOMが参加したセッションの課題は、
How to accelerate the process?
(どうやって開発を加速させるのか?)
5人で解決策のブレーンストーミングを行い、今後の指針について4時間かけて議論しました。
4時間という長時間だったので、途中でスイーツも配られました。
そして導き出した指針が次のメモです。
・水を多く含んだ廃棄物を効率よく回収する市民レベルのシステム(プラットフォーム)を作る。
・廃棄物を圧縮して水を回収し、圧搾されたバイオマスと、浄化した水を資源化する。
・その結果削減される運搬コスト、処理コストを可視化し、市民のモチベーションを上げる。
普段は世界に散らばって開発している研究者が、大きな指針を共有できることはとても有意義なことだと実感しました。
今回の貴重なチャンスを与えてくれましたC6ユーザーのみなさまと、大地千登勢氏に感謝申し上げます。
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