実績40年以上の美容家、岩永恵琴(いわながけいこ)氏の美容コラム。尾池博士とのコラボレーションが美容の新境地を開きます。
美容家として培った理論と技術を後進へ伝える人材育成にも取組んでいます。
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KEIKO愛弟子の課題作品をご紹介しております。
1-157. 新・リンパドレナージュ
今回はリンパについての話です。
セルライトが多い、浮腫やすい、
これはリンパの流れが良くない症状の代表格です。
放っておくと、万年疲労に見舞われ、足の太さが目立ってきます。
滞りは周辺の筋肉層を硬直させ、
そこには活性酸素(疲労物質)が溜まります。
リンパは細胞から排出された汚れた成分を運ぶ、排水溝のようなもの。
リンパが滞りなく流れていれば、体にゴミは溜まらないので、いつまでも若々しく健康でいられます。
ですので、リンパの流れをよくするためにと、リンパドレナージュを受ける方も多いと思います。
しかし、解剖学からいえば、リンパを流すだけでは片手落ちです。
なぜなら、このリンパ液を動かす役割を担っているのが「筋肉」だからです。
筋肉を動かせば細胞と細胞の間にある弾力繊維に弾力性が増し、
その圧によってリンパの流れを良くする事ができます。
一般のリンパドレナージュは表層のリンパ流しがメインですが、
リンパ網は深い部分になる程太くなりますから、
深い部分のリンパに働きかけることができれば、老廃物を流す力もアップするので、むくみが取れ、
肌の循環不良によって起こる、シミ・シワ・タルミなども解消できるというわけです。
いわゆる深層筋ドレナージュです。
この深層筋リンパドレナージュはアプローチする深さが違うだけでなく、
流す方向性も異なります。
私たちの肌も体も全て完璧な機能で成り立っていますから、
皮下の構造と筋肉の解剖学に基づいて編み出されたこのドレナージュ法は、
各界の名だたる方々が長年受け続ける程の、
高い効果性を表しています。
論より証拠、体は正直です。
一度受けたら違いが分かります!