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KEIKO ビューティーコラム1-40「眠りの化学」


実績40年以上の美容家、岩永恵琴(いわながけいこ)氏の美容コラム。尾池博士とのコラボレーションが美容の新境地を開きます。



美容家として培った理論と技術を後進へ伝える人材育成にも取組んでいます。

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KEIKO愛弟子の課題作品をご紹介しております。


 

1-40.「眠りの化学」

 

 

情報の洪水とストレスに晒され、健康的な眠りを得ることが難しくなっている現代人。

最近様々な媒体で、睡眠に関する記事が増えてきたような気がします。

「睡眠は長さより質が大事」
「眠いときに眠れ」
などなど、睡眠に関するアドバイスは様々です。

 

2017年にアメリカで出版されベストセラーにもなった

『Why We Sleep: Unlocking the Power of Sleep and Dreams(和訳:睡眠こそ最強の解決策である)』は、
睡眠の力について書かれています。

 

これは、カリフォルニア大学バークレー校の教授で睡眠を研究する、
マシュー・ウォーカーさんがこれまでの研究結果をまとめたもので、

その中に、睡眠の質を高める方法が書かれてありましたのでご紹介したいと思います。

 

 

まず、睡眠研究者が8時間睡眠を死守する理由としましては、

注目すべきは、レム睡眠とノンレム睡眠の割合が、
睡眠の初め(深夜)と終わり(早朝)では変化するという事実です。

 

レム睡眠は夢を見る状態、
ノンレム睡眠は脳が休息している状態で、
寝ている間の脳はこのサイクルを繰り返しています。

 

研究によると、朝に近くなるほど、夢を見るレム睡眠の割合が多くなるようです。

ですから、目覚めたときに覚えている夢は起きる直前まで見ていたような気がするんですね。

 

このレム睡眠とノンレム睡眠のバランスを取るには、
7~8時間続けて寝なければなりません。

 

だからこそ、「睡眠時間は8時間を死守する」とウォーカー博士はいいます。

 

睡眠不足が心身に与えるさまざまな悪影響(しかも通常は自覚がほとんどありません)は

「あとから寝だめしても帳消しにはできない」と

6時間以下の睡眠には警鐘を鳴らしています。

 

万年不眠症の私には、耳が痛いはなしですが…

これまでの人生で、睡眠を後回しにしてきたツケが来ないよう、
日々の睡眠に意識を向けていきたいものです。

 

 

次回は、睡眠研究者が推奨する
質の良い睡眠の鉄則について…

 

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眠りのメカニズムを知って睡眠の質を高めよう!

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