実績40年以上の美容家、岩永恵琴(いわながけいこ)氏の美容コラム。尾池博士とのコラボレーションが美容の新境地を開きます。
美容家として培った理論と技術を後進へ伝える人材育成にも取組んでいます。
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KEIKO愛弟子の課題作品をご紹介しております。
1-21.DNA損傷リスク(English)
紫外線の遺伝子への悪影響は、
大変大きなものです。
遺伝子は、直径が1nm(ナノメートル)くらいの糸です。
ここに、宇宙から様々な電磁波が降り注いでいます。
この電磁波の中で、波長が短いものが、
・ガンマ(放射線)
・x線
・紫外線です
これらは遺伝子の長さに近い上、短時間に繰り返し衝突するため、
遺伝子に傷をつけることができます。
上の図のように紫外線によって傷ついた遺伝子は、間違ったタンパク質や細胞を作り出します。
これが体のメカニズムを狂わせたり、
ガン細胞を生み出したりします。
この短い電磁波を吸収してくれるのが、
・上空にあるオゾン層
・空気中の水分
・汗
・古い角質層
・酸化チタン
・酸化亜鉛
紫外線から私たちの肌を守るために使用される紫外線吸収剤は
酸化チタンと酸化亜鉛です。
ルチル型酸化チタンは
(肌の奥の真皮にまで侵入するUV-A波をカットする)
酸化亜鉛は
(表皮に炎症を起こすUV-B波をカットする)
UVケア効果の指標としては
[SPF]が主に(UVB)への効果を
[PA]が主に(UVA)への効果を表しますが
業界ではこの[SPF]と[PA]の数値をいかに上げるかが注目されがちです。
その一方で高すぎる数値に警鐘をならす指摘もあります。
なぜなら、多すぎる紫外線吸収剤は、乾燥を早めたり、肌の油分を取りすぎることもあるからです。
実際に私自身も、SPF20以上の日焼け止めを使用すると、必ず肌荒れを起こします。
というより、被れます!
お客様の中でも最近はこのような方が増えており、
紫外線の影響を考えればしっかり防御したいものですが、
「数値の高いUVカット剤」には十分に注意しなければなりません。
SPF20相当の紫外線吸収剤でも、紫外線カット率は90%ほど確保できますから
あとは日傘などを併用しつつ
なるべく肌への負担が少ないUVケアを心がけて頂きたいと思います。
問題は、アウトドアや野外スポーツ
つい紫外線の影響を意識するあまり
無闇に「SPFの高いUVカット剤」を使用しがちです。
そのような日は、帰宅後直ぐにクレンジングでしっかり落とし、肌に残さないよう注意が必要です。
いずれにしても、、
「紫外線のリスク回避」と
「肌への安全性」を
「充分に考慮した日焼け止め」
との出会いが、、
その後の私たちの肌を運命づける
重要ポイントになりそうです!
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賢くUV対策をするために…
是非下記の動画をご覧ください。
情報源 ABC-TV, FDA
翻訳 尾池博士
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