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KEIKO ビューティーコラム 1-5「肌に必要な栄養成分」


実績40年以上の美容家、岩永恵琴(いわながけいこ)氏の美容コラム。尾池博士とのコラボレーションが美容の新境地を開きます。



美容家として培った理論と技術を後進へ伝える人材育成にも取組んでいます。


 

1-5「肌に必要な栄養成分」(English

 

肌に必要な栄養成分は、、

タンパク質
脂質
炭水化物
アミノ酸
ミネラル
ビタミン
酵素

まさに私達の体を構成する全ての成分ということになります。

体は食べ物で出来ています。

これらをバランス良く摂ることにより、美しい肌が構成されます。

逆にいえば、それ以外の成分は必要ないとも言えます。

 

そして、バランスの観点では、上記の栄養成分の構成バランスの他に

液体の状態である
pH
酸化還元状態
塩濃度
なども重要バランスです。

また、私達の体(細胞)は「ナトリウム-カリウムイオン電池」で動いていますが、
現代人は、慢性的なカリウム不足といえます。カリウムイオンは摂取しにくい上に、汗で簡単に失われてしまうからです。

 

イオン不足が長期間続くと肌荒れ、ヘルペス、ニキビ、吹き出物、口内炎として現れます。
これは、充電のサインですから、意識的に摂取することにより改善に向かいます。

人間の体は、恒常性の維持に向けて、様々な警告を発し、バランスを取っているのに対し、

相変わらずスキンケア市場では、
「ヒアルロン酸」「コラーゲン」
「幹細胞培養液」「プロテオグリカン」などの
成分競争が繰り広げられています。

本来は、生物の中で一体となり混ざり合っている成分が、バラバラに分解され、人間のかわりに対抗しあっています。

また、「配合量の競争」も盛んです。

ヒアルロン酸○○○○mg配合なども
よく聞くフレーズです。

そして、新しい成分の過剰評価

新しい成分が、
興味をそそる名称や

購買意欲をかきたてるキャッチコピーと共に登場すると

その後は、必ずと言っていい程、成分の配合量を競う流れが起きています。

そこには、特定の成分を強調しなければ売れないという、化粧品業界の単純すぎる常識があるからです。

 

ニキビには抗菌剤とか
乾燥には高濃度○○配合クリームとか
そのような短絡的な対症療法により
本来の機能を低下させ、慢性的な肌トラブルとなっています。

成分の過剰な利用は、肌環境のバランス維持にとって脅威です。

一度バランスを失うと、肌は負の連鎖に見舞われます。

そういう意味でも、成分とバランスはとても重要で、最も注意すべきところなのです。

私達の肌や体を守るあらゆる機能が
円滑に動けば美しい肌や健康は保てます。

繰り返します、
食事から摂る栄養素で私達の体は出来ています。

それらを踏まえて日々食べる物、肌にのせる成分を選んで頂きたいと思います。

 

 

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菌バランスを失い、四年間続いた肌荒れとニキビ

抗酸化によりストレスを軽減しつつ、肌に必要な栄養と水分を与え、根気よく肌環境の改善を待った肌

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